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サンセット大通り のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 サンセット大通り
製作国
上映時間110分
劇場公開日 1951-10-05
ジャンルドラマ,モノクロ映画
レビュー情報
所謂サイレントの時代には本作のタイトルと対をなす「サンライズ」という傑作があり、執事のマックス役のシュトロハイムが監督し、映画のオールタイムベストには必ず顔を出す「グリード」があり、劇中、グロリア・スワンソンが道化て扮するチャップリンの一連の作品は言うまでもないが、スワンソン自身「チャップリンの役者」に出演してたりする。スワンソンが劇中語るように映画が最も輝いていたのはサイレントの時代であり、映画は音声というものを得た替わりに見る者に与える夢を失い、また、質そのものもノーマのキャリア同様、凋落(つまりサンセット)の一途をたどっているのだろうか・・・という危機感をワイルダー自身、本作製作当時に抱えていたことは想像に難くないが、映画を撮り続けることの必然を見出そうとし、得た答えが(誤解を承知で言えば)最早映画とともに心中するしかない、というものであるがゆえ逆説的に作品に永遠の生命を吹き込む、という何とも皮肉な離れ業をやってのけたことには只々敬服するしかない。つまり、本作のオープニング、死人のモノローグから始まるという当時としてはえらく斬新であった手法も「終わりから始まる」という永遠の時間軸の中を生き続ける、ということからその必然が理解できよう。すなわちエバーグリーン。
ダイさん 9点(2002-03-07 12:19:31)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 141件
作品の平均点 7.64点
作品の点数分布
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332.13%
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62417.02%
72719.15%
83524.82%
93121.99%
101510.64%
作品の標準偏差 1.58
このレビューの偏差値 55.45
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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