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いいっすよねえ! これぞジョン・カーペンター名調子!! 小生的にはこれ、カーペンターの商業映画第1作にして隠れた傑作『要塞警察』の発展的続編だと思っており、あそこで(予算や配役等の制約で)出来なかったことを文字通りブチ込んだって感じの充実ぶりや高揚感がビシバシ伝わってきます。ちょっと『ハロウィン』や『ザ・フォッグ』のダークなホラー趣味っぽい映像がご愛嬌だけど、案外低予算をカヴァーするのにも都合よかったのかな? そんな中、体内に時限爆弾を埋め込まれた主人公スネークは、”時間との闘い”という「ヒーロー」の宿命を最もソリッドに体現した、ヘビースモーカーにしてシニカルな最大の「反体制」的アンチ・ヒーローのひとりでしょう。この”権力クソくらえ!の姿勢がより鮮明になった『エスケープ・フロム・LA』も、陶然ながら小生のフェイバリッツの1本です。
【やましんの巻】さん 8点(2003-11-17 15:05:32)
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