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わが谷は緑なりき のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 わが谷は緑なりき
製作国
上映時間118分
劇場公開日 1950-12-29
ジャンルドラマ,モノクロ映画,ファミリー,小説の映画化
レビュー情報
炭坑で働く屈強な兄貴たちが、ひ弱な末っ子にケンカの仕方を教えたり、何かとさりげなく気を配る。
ああ、これってジム・シェリダン監督が『マイ・レフトフット』で美しく“再現”していたなぁ…と、しみじみ思い出す。
その末っ子がある日病気で立てなくなり、神父の励ましにより、大きな樹の下でよろよろと立ち上がる。
…少なくともこの映画を見ている間は、これ以上崇高なシーンなど、これまでもこれからも絶対にあり得ないとかたく信じ込む。
そして、主人公一家の長女を演じるモーリン・オハラの、何という美しさ! 彼女こそ映画の中で描かれた最高の女性だと、これも見ている間じゅうぼくは狂おしく“恋”してしまう。

この世界が耐え難く醜く思えたり、自分を含めた人間が嫌いになった時、ぼくはいつもこの映画に「還る」。そうすると、ふたたび生きていけるような気がする。
そういう意味において、これはぼくにとっての「理想の映画」に他ならない。ジョン・フォードにとっても、この作品よりも完成度の高いものや優れたものはあるだろう。ぼくだって他に好きな作品、感服する作品はいっぱいある。けれど、間違いなく、この映画は「特別」な一本なのだ。単なる「映画」としてでなく、「人生」においての。

ところで、貴方にとって「映画」とは何なのでしょう?
やましんの巻さん 10点(2004-06-21 21:57:38)(良:4票)
その他情報
作品のレビュー数 59件
作品の平均点 7.42点
作品の点数分布
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311.69%
435.08%
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658.47%
71423.73%
81423.73%
9711.86%
10915.25%
作品の標準偏差 1.77
このレビューの偏差値 58.24
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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