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死刑執行人もまた死す のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 死刑執行人もまた死す
製作国
上映時間134分
劇場公開日 1987-12-19
ジャンルドラマ,サスペンス,戦争もの,モノクロ映画
レビュー情報
戦時下に作られた反ナチ・プロパガンダ映画なんだけど、それ以上に、何か異様な「悪夢」めいた雰囲気に包まれた群集劇といった趣き。ナチの司令官を暗殺したチェコのレジスタンスと、その報復のために市民が犠牲になる…という暗澹たる図式はもちろん、ハイキーなモノクロ映像とめまぐるしい編集が迷宮めいた印象を与えるためか? そういう中でもチェコ市民の勇気が称えられてはいるけれど、同じフリッツ・ラングがドイツ時代に撮った無声映画『メトロポリス』の群集シーンと同じ”誇張”と”様式化”が働いているようで、それがシュールな印象を与えているんでしょう…あそこまで表現主義的とまでは言えないとしても。で、個人的にこういうオブッセショナル(偏執的)な感触が生理的にダメなんで、いかに「名作」と言われてもちょっとツライ。ベルトルト・ブレヒト(『三文オペラ』!)が脚本に関わったことへの敬意を含め、実に興味深くはあったんですけどね。
やましんの巻さん 7点(2003-11-13 12:03:09)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 26件
作品の平均点 7.77点
作品の点数分布
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627.69%
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8415.38%
9623.08%
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作品の標準偏差 1.12
このレビューの偏差値 43.87
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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