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裸足の伯爵夫人 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 裸足の伯爵夫人
製作国米,伊
上映時間131分
劇場公開日 1954-11-11
ジャンルドラマ,犯罪もの,ミステリー,ロマンス
レビュー情報
主人公をはじめとする男たちの欲望ゆえに輝き、犠牲となった女を描くのに、マンキーウィッツ監督がとった回想形式は最上のものだったとぼくは思います。その視点からしか、エヴァ・ガードナー扮するヒロインのミステリアスな魅力は表現し得なかった。何故なら、彼女の魅力とは、彼女自身のものではなく、あくまで男たちによって夢見られ与えられたものだから。彼女の死は、そういった男たちの夢=欲望によって押しつぶされた悲劇にほかならない。それを冒頭の雨の葬式場面で鮮やかに予告する語り口は、やはりお見事というべきでしょう。
やましんの巻さん 8点(2003-08-04 13:34:10)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 10件
作品の平均点 7.70点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.00
このレビューの偏差値 52.97
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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