タイトル名	マイ・フレンド・メモリー
製作国	米
上映時間	100分
劇場公開日	1998-12-26
ジャンル	ドラマ,ファミリー

もう、圧倒的な素晴らしさ。松竹富士（もうなくなっちゃったけど）って映画会社の、それぞれ全然関係のない映画なのに『マイ～』と付ける、そういった一連の「感動作」シリーズ中でも、これはダントツに群を抜いて見事な映画です。ともに障害をもつ少年２人の友情物語という枠組みの中に、実に深い死生観や、「記憶し、その者のことを語り続ける限り、その者は“生き”続ける。そして『物語る』とは、そういった”語りつづけること”からうまれた」という主題（と、ぼくはこの映画から受け止めた…）を盛り込むなど、そんじょそこらの「芸術映画」なんぞよりずっとずっと高尚かつ思慮深いと思う。こんな悲しい内容だのに、柔らかなリリシズムとユーモアを随所に盛り込んだ演出が、これまた泣かせるのなんの…。主人公を演じた２人の少年はもちろん、シャロン・ストーンはじめ大人の役者たちも素晴らしい。特に『Ｘーファイル』からは想像もつかないジリアン・アンダーソンの、ペーソスあふれる姐御っぷりに拍手！

作品のレビュー数	90件
作品の平均点	7.19点
作品の点数分布	0 0 0.00％ 1 1 1.11％ 2 0 0.00％ 3 2 2.22％ 4 1 1.11％ 5 11 12.22％ 6 16 17.78％ 7 16 17.78％ 8 23 25.56％ 9 11 12.22％ 10 9 10.00％
作品の標準偏差	1.77
このレビューの偏差値	58.98 ※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値