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鬼畜大宴会 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 鬼畜大宴会
製作国
上映時間120分
劇場公開日 1997-09-01
ジャンルドラマ,ホラー,バイオレンス
レビュー情報
スプラッターやエグいバイオレンスにはある程度へっちゃらだと自負していたものの、女の股間にライフル突っ込んでブッ放し、グチャグチャに飛び散った臓物を手でこねくり回すシーンは、さすがに胃にきました。ア~、見る前に食事とらないで良かった…。その他、撃たれた頭が半分吹っ飛んだり(それをやはり手でコネコネしたり…)、男のちんぽこ切り取ったりと、阿鼻叫喚の地獄絵図がこれでもかこれでもか状態。ただ、この映画が本当の意味で衝撃的なのは、ここで「何故、彼や彼女たちは殺し殺されねばならなかったか」という”テロルと狂気の連鎖”が、実に簡潔かつ鮮明に描かれていることに対してでしょう。閉じ込められ、追いつめられたネズミたちが”共食い”を始めるように、そこにはどんな「政治的信条」も「大義」もない、ただの生物学的な「本能」なのさと、若干23歳の学生監督がアッケラカンと解きあかしてみせるあたり、「政治の季節」の世代であるオジサンヤオバサンたちには複雑な感慨が残ることでございましょう。ラストの、誰もが死に絶えた森の風景に漂う虚無感をはじめ、ここまでニヒリスティックな作品もそうはない。ハッキリ言って絶対に好きになれない作品なんだけど、この監督の才能だけは「本物だ」と認めざるを得ないと思います。
やましんの巻さん 8点(2003-11-19 15:14:26)
その他情報
作品のレビュー数 22件
作品の平均点 5.45点
作品の点数分布
0313.64%
100.00%
200.00%
314.55%
414.55%
5731.82%
6313.64%
714.55%
829.09%
9313.64%
1014.55%
作品の標準偏差 2.81
このレビューの偏差値 53.23
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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