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日本人が戦争の記憶を殆ど忘れかけてきている事を考えると、この映画がこの先ずっと継承されていくことに若干の不安を感じる。公開当時のように、作中の出来事を実体験と重ね合わせる事はもはや不可能となってきている。私自身、あまりに期待して鑑賞したせいもあってか、本作は深く心に刻み込まれる作品とは成り得なかった。しかし、反戦の意図を根底に抱える作品でありながら、これほど穏やかさや愛情に満ちた一本が非常に稀少である事は確か。
【wood】さん [映画館(邦画)] 5点(2008-06-07 13:25:07)
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