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確かにあまりにも痛々しいかもしれないが、本作は、トリュフォーの『大人は判ってくれない』と並んで(というより先駆けて)、ひとりの少年の心の真実を描いた素晴らしい傑作だと思う。
以下は、監督自身の言葉、「『ドイツ零年』を作るに当たっての私の意図は、私の全ての作品と同じでした。愛することのできる心と、考えることのできる頭脳を持った世界中の観客のために、カメラが捉えたままの正確な真実を再現したかったのです。」(「映画作家が自身を語る ロッセリーニ 私の方法」編者:アドリアーノ・アプラ、訳者:西村安弘、フィルムアート社刊) P.S.妻となったバーグマン主演作品なら『ヨーロッパ1951年』をお勧めします。ハリウッド的装飾を排した、彼女の聖女のような生の美しさが堪能できます。ファン必見! 【なるせたろう】さん [映画館(字幕)] 10点(2003-05-13 17:41:03)
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