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姑獲鳥の夏 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 姑獲鳥の夏
製作国
上映時間123分
劇場公開日 2005-07-16
ジャンルホラー,サスペンス,シリーズもの,ミステリー,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 原作は未読。煽り捲くってくれた前知識もいれず、予告だけで期待して行ったけど、外れた。大きく外れた。冒頭から最後まで、こんなに眠かったのは、「シークレット・ウィンドウ」以来。眠らずに住んだのは、近場のおじさんが健やかな寝息を立ててくれてたおかげだが、冒頭からマトリックスの説明で先ず白けて、妻帯者である関口君の恋心が薄過ぎて、物語の骨格がヘニャヘニャに崩れて、しかも、恋心の相手である原田知代の演技がベタ。彼女って、こんな演技が下手だっけ?っと、終始ムカついていた。映像も、一生懸命な工夫は理解出来るけど、奇をてらえばいいってものではない。京極堂の操る鈴の音は、多分原作にあるものなのだろうけど、全く活きていない。その、肝心の主人公である京極堂そのものが、自分の理論に固執する、ただの薀蓄たれに終始していて、この手のミステリーのカタルシスである謎解きの場面でさえ、「おまえ、もういいよ」な気分になってしまう。確かに「説明できないものなどない」のは理解出来るけど、この手のお話は、主人公が摩訶不思議な世界を体現してくれなければ白けるばかりだ。唯一の救いは田中麗奈の溌剌とした演技だが、それとて、彼女が出てくる度に、物語が現代に戻ってしまい、作品的には「あ~あ」な存在だった。そもそも小説の手法を映像の手法で語るのは無理があるし、映像の手法で、もう少し、何とかして欲しかった。
由布さん [映画館(字幕)] 4点(2005-07-31 02:53:14)
その他情報
作品のレビュー数 60件
作品の平均点 4.33点
作品の点数分布
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111.67%
258.33%
31728.33%
41118.33%
5915.00%
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758.33%
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作品の標準偏差 1.60
このレビューの偏差値 48.70
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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