| 作品情報
レビュー情報
確かに、「羊たちの沈黙」や「セブン」の踏襲路線だなぁ。でも、どこにポイントを置くか絞れてないから、ストーリーが大味になってるし、せっかくの設定が活きてない。それに、路上生活者の彼女はともかく、カメラ屋さんの彼女が、あれだけ大袈裟に探し捲っているのに本人が気付かないっていうのは、なんかなぁ。連続殺人鬼が元捜査官に執着する意味合いが稀薄なのも大味の原因なんだけど、本作のキアヌは、わりと好きだな。どこか投げやりで、どこか無感覚な笑いが、却って怖い。でも、ブラピも「デビル」で断るに断れない出演をした経験があったけど、役者の皆さんは多かれ少なかれ、そういう経験があるんですねぇ。それを思うと、ラストも、もっと思わせぶりの方が面白いとは思うけど、キアヌ自身が、完全に殺してくれと望んだのかもね。
【由布】さん 4点(2003-07-19 23:17:02)
その他情報
|
© 1997 JTNEWS |