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家族の肖像 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 家族の肖像
製作国伊,仏
上映時間121分
ジャンルドラマ
レビュー情報
バート・ランカスターはアクション俳優だったんだよ、ということを知ったのは随分と後のことで、私の第一印象のランカスターは本作で、人生の晩年を迎えた老教授を演じた渋い俳優さん、という印象の方が強い。ヴィスコンティという監督は、ホントに女優さんを綺麗に撮る人で、シルヴァーナ・マンガーノの美しさはマジで綺麗。ランカスターの渋さとマンガーノの押し出しの強さ、二人の熟した演技の前にあっては、さすがにヘルムート・バーガーも色が褪せて見えた。それでも、最後、バーガー=コンラッドが爆死しちゃうところは、結構胸にくるものがあった。ある人生の斜陽、夢の挫折というテーマはいかにもヴィスコンティらしいけれど、どちらかというと「ヴェニスに死す」と同様、割りと淡々と物語を運んでいくので、「地獄に堕ちた勇者ども」や「ルードヴィヒ~神々の黄昏」などとは、ちょっと印象が違うかもしれない。
由布さん 8点(2003-01-15 23:14:04)
その他情報
作品のレビュー数 14件
作品の平均点 6.86点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.73
このレビューの偏差値 53.84
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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