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ローマの休日 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ローマの休日
製作国
上映時間118分
劇場公開日 1954-04-27
ジャンルドラマ,ラブストーリー,コメディ,モノクロ映画,ロマンス
レビュー情報
映画は夢を売り、憧れを誘い、秘密を共有し、切なさに胸を痛め、人の欲としがらみに揺れ、悪役をやっつける快感に溜飲を下げ、ほろ苦く、しみじみとした晴れやかさで終わる。その全てがパーフェクトに詰まっている。オードリー・ヘプバーンが残してくれた作品は驚くほど少ないが、オードリーの原点であり、サラサラのロング・ヘアの彼女を見られる貴重な作品でもある。主演二人の他の共演者達も、いい味を出していて、本作を引き立て、引き締めている。個人的には、行方不明になった王女を探すために人を寄越して欲しいと頼んだ結果、黒服の男達が大挙してやってくる様に、侍従等が「目立たないようにと言ったのに」と、頭を抱えるシーンが、好き。王女様の他愛のない我が侭で始まる物語だが、自分の知らない世の中に触れ、人間性に目覚め、それでもラストで自らの義務に帰っていく姿が、ほろ苦くて、いい。このモチーフは、男女を逆転して作られたものもあり、「法王の旅」や「ジョー・ブラックをよろしく」は、その範疇に入る。
由布さん 10点(2002-12-03 00:55:04)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 456件
作品の平均点 8.42点
作品の点数分布
000.00%
110.22%
230.66%
361.32%
451.10%
5143.07%
6204.39%
74910.75%
810523.03%
910823.68%
1014531.80%
作品の標準偏差 1.66
このレビューの偏差値 55.76
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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