Menu
 > 作品
 > フ行
 > ふたり(1991)
 > チョコレクターさんのレビュー
ふたり(1991) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ふたり(1991)
製作国
上映時間150分
劇場公開日 1991-05-11
ジャンルドラマ,ファンタジー,青春もの,小説の映画化,TVの映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 つらくて、悲しくて、暗い、でもなぜか好き。そんな作品です。10年ぶりくらいに見てみたら、やっぱり同じ思いを感じました。でも今見てみると、実加の母役の富司純子がいつも和服を着ていて、しおらしく立ち居振る舞っていたり、実加の親友の真子が、老舗旅館の娘とはいえ、普段着でも和服を着ているのが時代錯誤に見えました。日本情緒を出すための演出だったのか、当時の尾道では普通のことだったのか。私は石田ひかりよりずっと年上ですが、私の母親世代でもあの母親みたいな人はいませんでした。(原作はわかりませんが)実加の家は普通のサラリーマン家庭という設定で、歌舞伎役者の家ではないのだから、富司純子の演技が浮いて見えました。今回見直してみて、実加に意地悪をする演劇部員が島崎和歌子だったことに気づき、彼女にもこんな若い頃が...と感じました。みなさんと同じように「草の想い」という曲が大好きです。映画を見終わる頃にはすっかり耳になじんだメロディですが、最後に久石譲さんと大林監督のデュエットバージョンが流れると、その悲しい歌い方にあらためて強いショックを受けました。若くして不慮の死をとげた千津子の無念さが乗り移ったような悲しさに、胸がはりさける思いがしました。このデュエットバージョンが嫌いという人もいるようですが、私はこのバージョンが一番好きです。でもつらすぎて、何度も聞くことはできません。
チョコレクターさん 8点(2004-04-28 23:26:40)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 47件
作品の平均点 6.91点
作品の点数分布
000.00%
112.13%
200.00%
324.26%
436.38%
5510.64%
6919.15%
7919.15%
8612.77%
948.51%
10817.02%
作品の標準偏差 2.15
このレビューの偏差値 52.34
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
ふたり(1991)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS