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個人的に「泣ける映画=良い映画」という風潮は、あんまし好きじゃない。結果的に泣ける(泣けてくる)のはいいけど、最初から「泣ける(泣くことができる)」作品を期待するのってどーなのよ?と思ってしまう(蛇足だけど、だから僕は「愛は地球を何たらかんたら」のあざとい演出も大っ嫌いなのだ。募金活動の意義は認めないわけじゃないけど)。だから、他の観客が上映開始二十分くらいから鼻をクスンクスンさせてる中「竹内結子、またこんな役かよ!」とか「可愛い子役に『ママァ!』とか言わせて走らせるのって卑怯すぎ!世界条約で地雷と共に禁止すべき!」とか「なんか、世界狭すぎないか?何でこの親子だけで、世界が完結してんの?(後でパンフを読んだら、意図的なものだったらしい)」とか「子供はともかく、いい年こいた大人が死んだ人間が生き返ったことをすんなり認めちゃうってどうよ?」とか、挙句の果てには「まったく、○○くさい話だよなあ。運命の恋なんてねえっつうの!ンなモン幻想だよ、げ・ん・そ・う!」とか、心の中で暴言を吐いていた、のだが・・・ちくしょお、そーゆーオチかよ。そーゆー事だったのかよ。やられた。やられました。でも、悔しいなあ。昔誰かが「チャップリンの映画観ると、泣くんだけど、泣いた自分に腹が立っちゃう」と言ってたけど、正にそんな感じ。素直に「いい作品」と認めるのはちょっとためらわれるなあ・・。あーそうだ、「一面のひまわり」、これも卑怯すぎるぞ。
【ぐるぐる】さん 9点(2004-11-12 18:52:49)
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