《ネタバレ》　ドキドキ・ハラハラ・わくわくの快作。無駄のない展開、息もつかせぬ緊張感、小気味良い伏線や小道具が「映画の面白さ」に集約されていく感じ。主人公を、いかにもマッチョな正義感ではなく、チャラけた軟派系の若者にしたのも正解だったと思う。最初ジェシカの言葉に対して半信半疑で迷惑そうにしていた彼の行動はどんどん大胆になっていき、「日常」から「非日常」へと移行していく。その過程が実にキモチ良い。それと忘れちゃならないクシャおじさん、じゃなかったムーニー巡査部長（ウィリアム・H・メイシーって今まで何度か観てる筈なんだけど全然印象に残ってなかった。でもこの作品で名前と顔、しっかり覚えたぞ！）。妻の尻に敷かれ、恐らくは平々凡々と職務をこなしていたであろう彼が一人、事件に気づき、マッチョな悪徳警官をなぎ倒していくのが素敵でした。あーそれに時折挟まれるギャグ（“金魚”のくだりとか）のセンスの良さも印象的だった。これは楽しい映画です。

【ぐるぐる】さん [DVD(字幕)] 9点（2006-10-26 18:52:57）（良：2票）

作品のレビュー数

152件

作品の平均点

7.09点

作品の点数分布

0	0	0.00％
1	1	0.66％
2	0	0.00％
3	0	0.00％
4	7	4.61％
5	10	6.58％
6	24	15.79％
7	48	31.58％
8	41	26.97％
9	19	12.50％
10	2	1.32％

作品の標準偏差

1.40

このレビューの偏差値

59.77
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値