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《ネタバレ》 豊田利晃の作品って「青い春」にしても「ナイン・ソウルズ」にしても、こう、ザラザラ、ヒリヒリした感触、違う言い方をすると「救いのなさ」をトコトン追求するような所があった気がする。そんな彼がこういう「家庭の崩壊と再生」を描いたのにはちょっとびっくりした。技術的な面でも(って、大して分からんけど)ゴツゴツした、荒削りな作風だったのが、とても成熟した、繊細な表現になっていると思う。生きる痛みに溢れた、でも希望のあるラストが良かった。あと、豊田道倫の暗黒フォークをBGMにしてドライブする永作博美、恐過ぎ(笑)。
【ぐるぐる】さん [DVD(邦画)] 8点(2006-09-19 18:19:06)
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