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う~ん、、えっと、衣装や美術セット、それにリアリズム志向の照明はすごく良かったと思います(後で、溝口や黒澤の作品に携わっていたスタッフが参加していたことを知り、納得)。それに、武士を主人公にしながら、人間の「弱さ」と「したたかに生きる力強さ」を描こうとした姿勢はとても現代的で評価したい。例えばこれが、短編小説として発表されたものだったら、とても良質な好篇になっていたと思う(こんなことを映画作品に言うのはかなり失礼かもしれないけれど)。でも、映画としては、、一言で言うと「ピリッとしてない」んだなぁ、何か。不遜と傲慢を承知で言えば、映画作りを頭の中だけでやっていて、血肉化してないというか、、う~ん、是枝監督の作品好きだし、今回の作品は意欲的なチャレンジだったと思うし、褒めたかったんだけどなあ、、あ、あの、いつもぷりぷりしてた田畑智子は可愛らしくて良かった。・・・最初の方のお風呂のシーンで岡田君のフンドシ一丁の裸姿でも見せてくれてたら、もちょっと評価高かったんだけどな(ナンデヤネン)。
【ぐるぐる】さん [映画館(邦画)] 5点(2006-06-06 17:36:13)(良:1票)
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