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かごや判官 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 かごや判官
製作国
上映時間63分
劇場公開日 1935-07-14
ジャンル時代劇,モノクロ映画
レビュー情報
戦前に長谷川一男(林長二郎)主演で撮られた、コメディタッチのサスペンス風時代劇。冒頭で殺しの現場を捉えていたカメラが上に移動して垣根を飛び越え、野次馬を映し出すなど、カメラワークに工夫が多いのに感心した。ただ、コメディタッチなのに若干テンポが悪く、「もしマキノがこの作品を監督してればなあ」とか、思わないでもない。ところでこの作品、劇中で何度も「無実の罪で拷問されるなんて・・・」とか「お上のあやまちは、お咎めなしなんですかい!」といった台詞が、割と強調されて出てくる。それで思い出したのだけれど、この作品が出た頃ってあの悪名高い治安維持法があった頃だったのだ(ちなみに同法で検挙された小林多喜二が拷問の末獄死したのが公開二年前の1933年)。そうやって観てみると・・・なるほどねぇ。戦前の映画って色んな意味で侮れんな。
ぐるぐるさん [ビデオ(邦画)] 6点(2006-03-22 13:57:56)
その他情報
作品のレビュー数 2件
作品の平均点 6.00点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.00
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