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ええー!さ、↓三人?おかしい!この国はおかしい!こんなに素晴らしい映画なのに僕の前に三人しかコメントしてないなんて、僕がレンタルしたビデオ屋のすごく目立たないところにひっそりと置かれてるなんて、ずぇったいにおかしい!これは今こそ見るべき映画でしょう!それとも何か?僕が知らないだけでこの手のもっと面白い映画はもっと沢山あるってか?もしそうなら教えてくれ。少なくとも、どこのビデオ屋にもいっぱい並んでるアレとかアレより、全然いいぞ。・・・ふう、ちょっとここでクールダウン(コーヒーを一口。うん、美味い)。この映画の主人公がぶちかます本音(というか、政治の裏側)というのは、そろそろ大勢の人が気付き始めてることじゃないでしょうか?今はその隠された本音がガスみたいに膨らんで爆発寸前の状態のような気がします。だからこそ主人公ブルワースはあれだけ支持されたんじゃないでしょうか。とはいえ、こんな話は荒唐無稽のファンタジーだよ、という人もいるかもしれません。でも、それを言ったらほとんどの映画は(程度や質の差こそあれ)ファンタジーですよそりゃあ。でもファンタジーって二つあると思うんですよ。一つは、すごく面白いけど観終わった後「こんなの所詮お話だよ。現実はこうはいかないよ」と思えてしまうもの。もう一つは、現実を変える方法を教えてくれないまでも、現実と戦う勇気を分けてもらえるもの(これは、結局見る人の受け取り方次第ではあるのですが)。で、この映画に関しては、もしブルワースがあのまま大統領になっちゃってついでにハル・ベリー(美しい!)とくっついちゃってたらきっと前者の感想を持ったと思います。でも、あの終わり方・・・僕にとっては後者でした。ひょっとするとハッピーエンドのほうがウケがいいのかもしれませんが、僕には黒澤明の「生きる」と同じくらい素晴らしいラストだったと思います。・・・なんだか激情のあまり変な文になってしまいました。ホントにさあ、沢山の人に観てほしいなあ、騙されたと思ってさ・・・
【ぐるぐる】さん 10点(2003-03-13 19:13:28)
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