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風花(2000) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 風花(2000)
製作国
上映時間116分
劇場公開日 2001-01-27
ジャンルドラマ,小説の映画化,ロードムービー
レビュー情報
相米監督の遺作、という先入観があるからかもしれませんが、この作品からは「死と無常観」の匂いを強く感じました。というか、特に90年代に入ってからの相米作品では、「死」の匂いが際立っているように思うのです(「お引越し」では誰も死なないけど、主人公の少女がさまようシーンは「少女時代の死」と「再生としての成長」が描かれているような気がします。こじ付けかもしんないけど)。ただ「死」と言ってもネガティブな捉え方ではなく、生きる上で不可避な、厳粛な存在としての「死」、それを確かめることで、より「生」を実感できる存在としての「死」という気がしました。だからこそラストのエンドロールはああいう人を食ったような感じになった気がします。ところで僕は小泉今日子のファンではないのですが、この作品の彼女はとってもいとおしい感じでした。特に温泉宿で「プロ」として抱かれるシーン(鈴のように鳴る腕飾りで表現されている)ところは胸が「きゅっ」となりました。
ぐるぐるさん 8点(2004-01-12 16:32:20)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 49件
作品の平均点 5.71点
作品の点数分布
000.00%
124.08%
212.04%
348.16%
4918.37%
5510.20%
6714.29%
7816.33%
81224.49%
912.04%
1000.00%
作品の標準偏差 2.04
このレビューの偏差値 55.49
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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