Menu
 > 作品
 > オ行
 > 大阪物語(1999)
 > ぐるぐるさんのレビュー
大阪物語(1999) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 大阪物語(1999)
製作国
上映時間119分
劇場公開日 1999-03-27
ジャンルドラマ
レビュー情報
あらら、結構評価低いのね。確かに前半は大阪の芸人さん達がこれ見よがしに出てくるんで「んーいかにも吉本タイアップだなー」と思っていたけれど、後半、失踪した父親を探しに若菜(池脇千鶴)が街をさまよう中、時折ドキュメンタリー風に写し出される大阪のディープな風景が魅力的。不思議なパフォーマンスを披露する大道芸人や路上の露天商、道端でいきなり自転車を売りつけようとする怪しげなオッサン(笑)などなどがあまり違和感なく街に溶け込んでいる様はワイザツでありながらどこかアッケラカンとしていて、いかにもアジア的(何をもって『アジア的』というのか、とツッコまれると困るけど、ま、ええやん)な大らかさ、したたかさ、いい加減さに溢れていて、まるで西原理恵子の名作マンガ「ぼくんち」を彷彿(ほうふつ)とさせる。で、そうした色んな人々の生き様や、時には目を背けたくなるような現実を目の当たりにしていく中で、少女は成長し、かつて自分が「カス」と呼んでしまった父親の人生も肯定出来るようになる・・・いい話やないですか。しかもラストの池脇千鶴のセリフから尾崎豊のエンディングテーマにつながる所はなんとも言えず、爽やかな印象。それに大阪弁を話す池脇千鶴(彼女の「ええ感じや」というセリフはホント、ええ感じや)が可ー愛ーいの何のって・・・嗚呼、今度生まれ変わったら彼女の腹違いの弟になりたい(爆)。
ぐるぐるさん 8点(2004-03-06 21:05:15)
その他情報
作品のレビュー数 20件
作品の平均点 6.35点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
315.00%
415.00%
5420.00%
6420.00%
7525.00%
8420.00%
915.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.49
このレビューの偏差値 57.41
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
大阪物語(1999)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS