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罪と罰(1983) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 罪と罰(1983)
製作国フィンランド
上映時間93分
劇場公開日 2002-01-26
ジャンルドラマ,サスペンス,犯罪もの,小説の映画化
レビュー情報
原作の「罪と罰」をかなり大胆に翻案した作品ですね(と言いつつワタクシは手塚治虫版しか読んでなかったりする)。昔からアキ・カウリスマキという人は抑えた演出、というより登場人物全員無表情で(当然何らかの意図があるとは思うのだけれど、どういう意図なのか僕は知りません)、イマイチとっつきにくいのだけれど、この作品の主人公が最後、ヒロイン(と呼んでいいのかどうか分からないけど、殺人を犯した主人公の「人間らしい部分」を見出そうとしている)にほんのちょびっと微笑むんですよね。主人公が自首する前に「自分は虫けらを一匹殺した。だが俺も(殺人を犯した今では)虫けらだ。虫けらの数は変わってない」みたいなことをヒロインに言うところがあって、そこだけ見ると救いのない話のようだけど、あの「微笑み」にかすかな希望が託されていたように感じるのは僕だけでしょうか?
ぐるぐるさん 6点(2004-01-23 17:52:27)
その他情報
作品のレビュー数 10件
作品の平均点 5.40点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.69
このレビューの偏差値 52.11
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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