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タクシデルミア ある剥製師の遺言 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 タクシデルミア ある剥製師の遺言
製作国ハンガリー,オーストリア,仏
上映時間91分
劇場公開日 2008-03-29
ジャンルドラマ,ホラー,コメディ,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 映像表現がもの凄く斬新でして、内容も含め、今までに見た事もないようなタイプの作品だなというのが正直なところ。なんといいましょうか、超現実と現実のせめぎ合い、あるいは混沌とでもいいましょうか。例えばオエ~オェ~とゲロを吐くシーンなんかは、その吐き方が実に漫画っぽくて下らないんだけど、でもやっぱり見ていて気色悪いなと思うし、○液をピュっと放出してそれがお星様になるシーンなんて、その発想自体があまりに馬鹿馬鹿しいんだけどでもやっぱり見ていて気持ち悪いなぁ、て感じる。伸びきったスライムみたいになっちゃった超デブのお父ちゃんが銀紙のままチョコ食いまくるシーンもめちゃ笑えるんだけど、息子の自己剥製シーンは見てると嫌悪感を抱く。そういう下らない超現実と、グロテスクなリアルの一体感。ストーリー自体は親子3世代に渡る話で、心を通わせるような台詞もほとんどなく、つまりはアイデンティティ追求型の内へ内へと向かっていく作品。だからソフト面でもハード面でも、一般的な映画とはかけ離れており、一言で言い表すと「究極の内省型お馬鹿グロテスクムービー」とでもいえばいいだろうか。
あろえりーなさん [DVD(字幕)] 7点(2008-12-27 01:14:01)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 12件
作品の平均点 7.33点
作品の点数分布
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6216.67%
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8433.33%
918.33%
1018.33%
作品の標準偏差 1.49
このレビューの偏差値 48.50
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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