Menu
 > 作品
 > カ行
 > 顔(1957)
 > あろえりーなさんのレビュー
顔(1957) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 顔(1957)
製作国
上映時間104分
劇場公開日 1957-01-22
ジャンルドラマ,サスペンス,モノクロ映画,犯罪もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 なんというか、凄くシュールさを感じる作品でした。そのシュールさっていうのは、映画としてはマイナス要素ばかりなんだけど、それもまた逆に新鮮で楽しめました。たとえば、コンパクトが落ちたり、男が外に出たらすぐに車にひかれて死んじゃったりというのはあまりに出来過ぎな展開だし、水原秋子が塔のてっぺんに男を呼んで、そこから落として死なす妄想があるんですが、目の前に落ちるスポットがあって、男がそこに自ら誤って落ちるかなりアホな妄想なんですよ。せめて男が後ろ向いたときに突き落とすとかね、もうちょっとありえる妄想ならわかるんだけど。それからあのラストは何なんでしょう。水原秋子は必死に生きる為に、色々と道を踏み外してしまったんだと思うが、あのラストは「東京のネオンが悪いんだ」「都会の誘惑が私を狂わせたんだ」みたいな、そんなメッセージにも見て取れる。まぁなんにせよ、秋子の瞳孔開きまくったみたいな目が凄く印象的。映画としては、ヒッチコックを意識したかのようなミステリー演出や、ホラーっぽい付随音楽などが独特の味わいを出しているなと感じました。
あろえりーなさん [DVD(邦画)] 6点(2012-10-04 00:29:09)
その他情報
作品のレビュー数 6件
作品の平均点 5.17点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
3116.67%
4116.67%
5116.67%
6233.33%
7116.67%
800.00%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.34
このレビューの偏差値 54.62
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
顔(1957)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS