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一枚のハガキ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 一枚のハガキ
製作国
上映時間114分
劇場公開日 2011-08-06
ジャンルドラマ,戦争もの
レビュー情報
《ネタバレ》 他の方も言われている通り、舞台を見ているような感じの作品でしたね。良くも悪くも、とても素直で直球な作りでした。それはすなわち、戦争がもたらす悲しさ、悲惨さ。その一点。新藤監督の最後の作品となりましたが、彼が映画で伝えたかったものは終始一貫してましたね。翻弄される人たち、特に友子さんにとっては実に痛ましいストーリーとなってるんだけど、でも単に悲しいだけの映画ではなく、ところどころ笑える、ある意味ではコメディのような仕立てにもなってるわけです。それはたぶん、戦争という過酷な経験に比べればそれ以外のことはたいしたことないんだよ、とか、あらゆる生き様において人間はとても愛らしい生き物だよ、とか、生きてさえいれば、必ずいいことあるんだよ、とか、そういうポジティブなメッセージを伝えたかったんだなと思います。友子さん役を演じるには、大竹しのぶではおばちゃんすぎるのでは?という気もするけど、なかなか若い人でこの役を出来る人はいなかったのかも。なんにせよ、新藤さんの遺作として、希望を感じられる結末であったのはとても感慨深いです。
あろえりーなさん [地上波(邦画)] 7点(2015-01-14 00:24:22)
その他情報
作品のレビュー数 15件
作品の平均点 5.67点
作品の点数分布
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216.67%
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7426.67%
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作品の標準偏差 1.85
このレビューの偏差値 53.90
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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