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11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち
製作国
上映時間119分
ジャンルドラマ,犯罪もの,実話もの,伝記もの
レビュー情報
《ネタバレ》 三島さんの自決については自分自身、どう解釈すれば良いのか図りかねるところがあったのだが、本作を見てその疑問がある程度晴れてきたかなと思う。この作品を見る限りでは、三島さんが楯の会を結成するも、その会のメンバー、特に森田君に背中押されるような感じで行動に移してるような、そういう印象でしたね。彼らの若さにひっぱられた、みたいな。そして、自衛隊が動くのを4年間待っていたのに結局は警察が彼らにとって代わり、憲法改正のチャンスも過ぎ去ってしまった。それに対する抗議の自決、という流れ。そういう経緯が淡々と描かれていて、興味深かったのですが、下の方も書かれているように、文学者としての彼の一面は全く描かれていない。あくまでも活動家に絞ってるわけですね。だから、自決の真相として、彼自身のナルシシズムだとか、自死への憧れみたいなものとか、そういうような面のアプローチは全然ないわけです。あくまでも活動家としての彼にクローズアップしたのだということを、最初から認識してみるべきなのかもしれません。東大生との論争や、防衛庁での演説シーン、そして自決シーンなど、なかなか力のある映像に仕上がっていたと思います。低予算だからか、現代っぽい背景がちらちら見えたりするのですが、まぁそれは仕方ないかなと。井浦新は彼なりに熱演してたと思うが、三島さんの独特なオーラを出すほどには至ってない。意外に良かったのは森田君役を演じてた人。彼はなかなかの熱演だった。
あろえりーなさん [DVD(邦画)] 6点(2013-03-27 23:38:04)
その他情報
作品のレビュー数 11件
作品の平均点 6.00点
作品の点数分布
019.09%
100.00%
200.00%
300.00%
419.09%
519.09%
6218.18%
7436.36%
819.09%
919.09%
1000.00%
作品の標準偏差 2.30
このレビューの偏差値 50.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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