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パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト
製作国
上映時間122分
劇場公開日 2014-07-11
ジャンルドラマ,音楽もの,伝記もの
レビュー情報
《ネタバレ》 音楽史上、最も不道徳な男が奏でる最も美しい旋律、というキャッチコピーはなんとなく「アマデウス」を思いださせますが、あちらほどの出来栄えではないにしてもこれはこれですごく面白かったです。音楽的才能と人間的資質は必ずしも両立しませんからね。割り切れないものが人間であり、だからこそ面白い。パガニーニは女と酒とギャンブルに溺れる毎日、他の人のことなどどうでもいいという生き方。自己中そのもので、いけ好かない野郎なんですが、ヴァイリオンの腕前たるやまさに超絶的。本作で一番ぐっときたシーンは、やはりシャーロットの歌声を聞いた時ですかね。彼は初めて美しい声色を聞き、同時に初めて本当の恋に落ちたのかも。んで、表情が変わるわけですね。そしてまた、パガニーニの演奏の音を聞いた時のシャーロットの変化も見もので、顔付きがツン!としていたのから優しい笑みになる。その2人の変化がいいですね。そしてコンサートの場で、出てこないかと思いきや後ろから演奏しながら出てきて、聴衆を虜にしていくシーンも見事でしたね。あのへんがパガニーニとにっても、映画としても一番の絶頂。その後は、なんだか可哀想で見てられない。パガニーニは色々とどうしようもない奴だったみたいだけど、息子への愛情、いいパパっぷりを見れば、彼が芯はいい奴であることがわかる。ちゃんとしたお墓に入れてあげてほしかった。
あろえりーなさん [DVD(字幕)] 7点(2015-02-22 20:58:34)
その他情報
作品のレビュー数 6件
作品の平均点 6.17点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.07
このレビューの偏差値 57.32
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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