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《ネタバレ》 ブラッドリー・クーパーというと、「ハングオーバー」シリーズを真っ先に思い浮かべるわけですが、
本作では抑揚的ながらも眼に気持ちを存分に表現する素晴らしい演技を見せていましたね。 役者として一皮剥けた演技を見せてくれたように思います。 内容的には、思っていたよりもわりとあっさりしてるなと思いました。 淡々としているといいますか、主役のキャラと同じく、そんなに情感的に描くわけでもなし。 ただ、主人公が「伝説」という言葉でもてはやされることに対していつも戸惑いを見せていたのは印象的でしたね。 「父親たちの星条旗」でも、兵士たちが英雄だと周りから言われることに対する苦悩を描いてました。 そして最後の結末でガクンときましたね。実話なわけですものね。あぁ、現実とはなんと皮肉なことかと。 助けようとした同じ元軍人に殺されるとは、誰が予想したでしょう。 現実というのは、本当に一筋縄ではいきませんね。一筋縄ではいかないこの現実を、そのまま描く。 いつも、この不条理の塊という現実に対峙し苦悩しながらも、人は前に進んでいく。 イーストウッドの映画って結末は物悲しいものばかりなのに、そんな人の生き様をそのまま描いていて、 「それでもみんな前を向いて生きていこう」って言ってるに思え不思議と勇気をもらいます。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-08-10 22:21:09)
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