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ウエスト・サイド・ストーリー(2021) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ウエスト・サイド・ストーリー(2021)
製作国
上映時間156分
劇場公開日 2022-02-11
ジャンルドラマ,ラブストーリー,ミュージカル,青春もの,リメイク,ロマンス,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 あらゆるジャンルに挑戦してきたスピルバーグが唯一手をつけていなかったのがミュージカル。
そんなわけで、ロバート・ワイズの名作を再映画化したとあってどうしても比較してしまうわけですが、
なぜ今更あの名作をと思って観たら、その思惑がなんとなく理解できました。
ちゃんとプエルトリコの人たちを起用して人種・移民問題や人間の争いという根源テーマを浮き彫りにし、メッセージ性がより増したように思います。
61年版にも出演していたリタ・モレノが唄う「Somewhere」は、そういう意味合いも纏ってとても感傷的で心に響くものがありました。
ロバート・ワイズ版は舞台劇という印象が強かったですが、本作はどんどんと外に出て、スピルバーグ&ヤヌス・カミンスキーの撮影ですから
とにかく画面が明るく、あるゆるショットで「光がこぼれ溢れてる」んですよね。この画調が合わさっていたせいもあってか、
明るい曲調の「America」なんかはロバート・ワイズ版より好みでした。
それから現代風にカット割りも多くカメラもよく動きます。なので全体として映像は派手でダイナミックですが、
演者の動きをじっくり見たいという人もいるだろうからこの点は賛否あるかもしれませんね。
あと最初の段階で「これはフィルムで撮ってるな」と思いました。デジタルで撮るのがもはや当たり前の時代に手間のかかるフィルムで撮ってる理由も見ていてわかります。
やっぱりフィルムでないと、映像の特別感みたいなのが出ないんですよね。50年代を舞台にしてるから、フィルムの質感がノスタルジーを呼び起こすのにも一役買ってると思います。
悲しいラストを迎えながら、街を移動する影にレナード・バーンスタインの名曲が流れるエンドクレジットがとても良い余韻をもたらしていました。
あろえりーなさん [インターネット(字幕)] 7点(2025-02-18 10:32:01)
その他情報
作品のレビュー数 18件
作品の平均点 7.28点
作品の点数分布
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515.56%
6211.11%
7844.44%
8527.78%
9211.11%
1000.00%
作品の標準偏差 0.99
このレビューの偏差値 47.16
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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