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金星ロケット発進す のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 金星ロケット発進す
製作国ポーランド,東独
上映時間81分
劇場公開日 1961-05-07
ジャンルサスペンス,SF
レビュー情報
《ネタバレ》 1959年製作、東ドイツ&ポーランドによるSF映画。いやぁ実に興味深いですねぇ。
今でこそ金星は灼熱の死の星であることがわかっていますが、分厚い大気に覆われていて地表が見えないので
想像力が掻き立てられ、1960年代ぐらいまでは金星には金星人の都市があるんだとか太古の地球に似ていて恐竜みたいなのがいるんだとか
真面目に考えられていたんですね。ソ連の探査機が70年に史上初めて軟着陸に成功して
イマジネーションを自由に行える場としては終わりを迎えますが、本作のように50年代にはこういうSF作品が作られておりました。
本作では舞台が1985年とのことで、印象深いのは人種多様性が担保されてると言う点。
ヒロインは日本人が務めていて、なかなか先進的だなと感じました。これは本作の結末、つまり金星文明が地球を攻撃しようしているうちに
自国の武器で全滅した様を教訓に自分たちは平和に行こうぜというメッセージと繋がっております。
クルーを複数名失い、謙虚なラストを迎えるのもまた興味深く、50年代にこんな作品が作られてたんだなぁと感心いたしました。
金星の荒涼とした風景が印象的でした。
あろえりーなさん [インターネット(字幕)] 7点(2024-06-14 11:40:31)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 2件
作品の平均点 7.50点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.50
このレビューの偏差値 30.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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