Menu
 > 作品
 > ソ行
 > 草原の輝き(1961)
 > あろえりーなさんのレビュー
草原の輝き(1961) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 草原の輝き(1961)
製作国
上映時間124分
劇場公開日 1961-11-17
ジャンルドラマ,青春もの,ロマンス
レビュー情報
《ネタバレ》 さすがはエリア・カザン監督。若者のみずみずしい心の揺れ動きを見事に描いておりますね。
鑑賞しながら、自分の青春時代をひたすら思い出しておりました。あぁ、すごくわかるわぁって。
奥底から湧いてくる好きだと言うストレートな感情と家族からの抑圧の狭間で実に悩ましい。
今の感覚から見ると、「んもぅ〜、とっととやっちゃえばいいのに〜!」って思ってしまうんですが(笑)、
1920年代ではそうはいかんのでしょうね。
教室でワーズワースの詩の意味を問われるシーンが個人的には一番印象深かったかも。
少々突飛かなと思ったり、理解不能なセリフがないわけでもないのですが、人の行動は本来理不尽なものだったりもするし。
ウォーレン・ベイティとナタリー・ウッドの見事過ぎる演技にも感服。
農場に行って、バッドが結婚していることをそこで知る展開は胸張り裂けそうになった。
そしてまた同時に、大人になったバッドが完全に庶民化生活を送っているその落差が印象的だった。
これが成長なのね。あの頃の彼はもう過去のものとなったのね。
草原の輝けるとき、花美しく咲きしとき、再びそれは還らずとも嘆くなかれ、その奥に秘めたる力見出すべし。
国も年代も違っても、この詩の意味は共通普遍のものなんだなと思いに耽りました。
あろえりーなさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-06-19 23:09:56)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 38件
作品の平均点 7.45点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
325.26%
400.00%
5410.53%
6615.79%
7513.16%
8821.05%
9821.05%
10513.16%
作品の標準偏差 1.86
このレビューの偏差値 51.60
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
草原の輝き(1961)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS