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震える舌 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 震える舌
製作国
上映時間114分
劇場公開日 1980-11-22
ジャンルドラマ,ホラー,医学もの,小説の映画化,オカルト映画
レビュー情報
《ネタバレ》 破傷風って、こんなに恐ろしい病気だったのですね、、、知りませんでした。まず特筆すべきは、女の子の迫真の演技です。「イイィィィィィィィィィィぃぃぃぃぃ!!」と叫び声をあげて、口から血を出しながらのけぞる姿はまさしく「エクソシスト」そのものです。病を患い、その病気と闘う一家のヒューマンドラマなのに、その様相はまるでホラー映画という異色の出立ち。他に類を見ない作品で深く記憶に残ります。注射を刺したり、歯を取ったりと、見ているこっちの体までウズウズして追いつめられていくような、そういう精神的な怖さがある。1980年の映画ということで、団地も病院も洋服もなにからなにまで古くさく、映像表現もアナログで(たとえば夢のシーン)、途中ロボットを使ったシーンも含め、その古さが今見るとより一層怖いんですよね。こういう年代物の古さが醸し出す雰囲気というのは、今の映画で真似しようとしても作れない。どんどんと精神が病んでいく両親の演技も見もの。ラストは確かにあっけない終わり方で、その点に不満を持つ方もいると思いますが、これはあくまでも「ホラーの衣をまとったヒューマンドラマ」なので、そういうバッドエンディングは本当のホラー映画に任せておけばいいんです。女の子の「チョコパン食べたい」には心底ほっとさせられました。
あろえりーなさん [DVD(邦画)] 7点(2012-02-20 02:01:34)
その他情報
作品のレビュー数 30件
作品の平均点 6.67点
作品の点数分布
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6826.67%
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作品の標準偏差 1.51
このレビューの偏差値 51.46
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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