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前作とはうって変わって登場人物がやたら多く、それに比例してお話がちと散漫である。しかし映像はもはや笑いがでるほどの勢いで、例えばネオとスミス100人との闘いは、やりすぎとも言えるほどすさまじく、一つの画にあんだけ出演できたスミスはおいしいと思う(笑)。そして噂の高速道路は、いちいちスローモーションになる闘いの時間の中にカタルシスを覚え、どうやって撮ったの?と思える車の下からの移動ショット。そう、マトリックスがなぜこうもヒットし、真似されるのかといえば。それは一言で言えば「ルールの逸脱と新しいカテゴリー化」なのである。(実写でやったという意味で)彼等の映像は、重力からのルールを逃れ、カメラの物理的不可能を逃れ、異次元を真の意味で視覚的に表した最初の人なのである。そこに現れてるものは、4次元に暮らす生物が我々3次元に住む人間を見て、下等だと言って指を指して笑っているような、そんな支配的願望の現れ、異次元の憧れなのである。我々は映画でその内的な欲望を夢見る生物なのだ。で、あるからして、この革命的、革新的な映像は、もはや3次元では枯渇化した感のある2次元視覚表現から「新カテゴリー化」を生み出した、その偉大さに評価を値するのである。とまぁ、話は長くなりましたけど、レボリューションズを見にいかせる制作者の意図丸見えなんだけど、やっぱ見にいっちゃうんだろうなぁ、、、、。
【あろえりーな】さん 5点(2003-06-08 00:07:39)
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