タイトル名	宮本武蔵　一乗寺の決斗
製作国	日
上映時間	128分
ジャンル	アクション,ドラマ,時代劇,シリーズもの,小説の映画化

《ネタバレ》　シリーズの中で一番の傑作はこれではないかと思っています。皆さんお書きの通り、何と言っても圧巻は、錦之介の殺陣ですね。吉岡一門との最後の決戦の地。大木の下に辿り着くまでの、泥田の中を走り回る武蔵の狂気。それまでのカラー画像から、一転してモノクロームになるのも迫力を出すのに一役買っています。観ているこちらも息を止め一緒になって戦っているかのような印象を持たせる演出・カメラワーク、どれをとっても、なかなかここまでの迫力は出せません。刀を手に縛り付けて、阿修羅のような戦いを魅せる武蔵の狂気を、単なる殺人鬼に思わせない演技には脱帽ですね。しかしながら、子供を仕留めるという最後の壮絶な場面と無念さがやるせなさを感じさせます。その後の武蔵の葛藤のきっかけになることですからね。

作品のレビュー数	16件
作品の平均点	8.12点
作品の点数分布	0 0 0.00％ 1 0 0.00％ 2 0 0.00％ 3 0 0.00％ 4 0 0.00％ 5 0 0.00％ 6 1 6.25％ 7 1 6.25％ 8 9 56.25％ 9 5 31.25％ 10 0 0.00％
作品の標準偏差	0.78
このレビューの偏差値	64.36 ※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値