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《ネタバレ》 まず、贋作美術館の館長がなんとあのアン=マーグレットですねえ! 撮影当時61歳とは思えない若さと美しさで、相変わらずだったのは驚きでした。我らがマイケル・J・フォックスが冒頭でかましてくれたり、ポニーテイルにしたカート・ラッセルが出てきたりといった演出も面白いんですが、特筆はやっぱりクリス・クーパーの爆弾おじさんでしょう(笑)。嘘ででっち上げたコピーライトばかり書いてきた広告マンが、人生の末期に当たって、真実を追究するという設定は、過激なんですが面白いですね。こういうアイロニーは大好きです。ただ、隣の席でタバコ吸われるのは勘弁して欲しいけどね(苦笑)。ストーリーとしては、青年の経験する「邯鄲の夢」って感じですかね。私だったら、奨学金もらって弁護士目指しつつ絵を描くだろうな(笑)。せっかく利用させてくれるものを使わない手はないでしょう。BMWのオープンも売り飛ばして好きな車を買います。若いっていうのは、先が見えないから葛藤して”All or nothing”的な発想になることがあるけど、私くらいの歳になると、こう思うんですよね。もらえるものは全部もらって、利用できるものは利用するって(笑)。う~ん、マキアベリの「君主論」の影響かなあ(苦笑)。 ちなみに、本作の監督ボブ・ゲイルは、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズの制作・脚本を手がけた人ですね。
【オオカミ】さん 7点(2004-03-20 09:52:14)
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