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オーストラリアの内陸部。行った事あるけど、とてもじゃないけど少女達が2400kmも歩ける場所じゃないです。それは画面に映しだされる広大かつ不毛な大地を見れば分かります。そこを実際に歩いて、家族と再会したというんだから驚く。アボリジニの同化政策というオーストラリアの汚点をえぐり取った、骨太な作品です。しかしねえ・・・恐らくこのネビルという監督官は、悪人ではなかったんだろう。劇中の「アボリジニを救う」という台詞を、多分本気で口にしていたんだと思う。でも、妙に上の立場から「~してやる」という風に発生した善意は、色んな歴史を紐解いてみても、ロクな結果にならないもんです。しかし、この歴史をしっかりと反省して、白豪主義から他文化主義にシフトしたオーストラリアという国は、偉い国でもあるのですね。
【C-14219】さん 8点(2004-01-19 08:51:20)
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