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海辺の家 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 海辺の家
製作国
上映時間126分
劇場公開日 2002-07-20
ジャンルドラマ
レビュー情報
地味で落ち着いた作品かと思いきや! ぜーんぜん違うんじゃないですか!これ。予定調和的であっても、こういう「ダメ人間・ダメ人生賛歌」のような映画って、わたしヨワイんです。全編通してすべて、「悪いことが良いことを導く」っていうスタンスですよね。もうメチャメチャ好み~! 早く見ればよかった。キャスティングもいいし、それぞれ抑え気味の演技もなかなかいい。私は何気ないカットに反応してしまうところがありまして、今回も、作りかけの家で夕日に向かってたたずむケビン・クラインの後ろ姿に、涙がとまらなかったです。こういうさりげないシーンもいいし、ご飯感覚のセックスみたいな「軽さ」と、人生や死をしみじみと考える「重さ」が共存している、ぶっとびのシーンもいい。リアルな「生」というものは、どちらかいっぽうだけに偏っているものではなく、まさに混沌と共存しているものなのだから。ところで、「海辺の家」という邦題がいけないんですよね。これじゃあ文芸作品かと勘違いしてしまうもの。一つ提案なんですがね、配給会社はタイトル決定前の試写会、というものをやって、そのリサーチから邦題を決めたらどうでっか? 収益を左右すること、間違いなし!と思いますよん。
おばちゃんさん 8点(2003-07-21 15:24:46)
その他情報
作品のレビュー数 154件
作品の平均点 6.80点
作品の点数分布
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363.90%
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52113.64%
62918.83%
73220.78%
84126.62%
91610.39%
1031.95%
作品の標準偏差 1.59
このレビューの偏差値 54.76
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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