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仮面の男(1998/ランドール・ウォレス監督) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 仮面の男(1998/ランドール・ウォレス監督)
製作国米,英
上映時間132分
劇場公開日 1998-08-08
ジャンルアクション,ドラマ,歴史もの,小説の映画化
レビュー情報
「ダルタニャン物語」は長い長いシリーズで、実に面白い小説。大昔に本当にワクワクして読みました。それを原作にしてるんだもの、基本的につまらなくなるはずがない。「なぜ三銃士が主役みたいに見えるの?」という疑問をお持ちの方が大勢いらっしゃるようですが、かつて原作を読んだときの、少女の私の「?」もそれでした。実はこの小説の面白さの秘密もそこにあるんですけど。一見は四銃士の話ですが、「巻」によって主役やその人にからむ人が変わっていくんです。だけど厳密に言うとお話全体の本当の主役は三銃士。にもかかわらずタイトルは「ダルタニャン」で、全体を通じ彼の成長物語でもある。そういう不思議なというか、粋な構成なのよね。(だからほんとはダルタニャン役はバーンではなくもっと若手がふさわしいはずだけど、ディカプリオをひきたたせるためのキャスティングだったのかな?)まとにかく、そういう多重構造の面白さが、このストーリーにはあるわけです。それをアメリカの観客がどの程度理解して見に行ったかはわからないけれど、少なくとも制作側にはこういう面白さを現代にも伝えたい、という意図はあったんではないかなあ。で、本作は、もう何十年も前の読者だったとはいえ、原作(いやまあ翻訳だけど)好きだった私も、上出来だったと思います。銃士の中ではマルコビッチがよかったですね。「コン・エアー」とかの変な役を見すぎて、彼がこういうステキな俳優だったことをすっかり忘れてましたよ、いやほんと。
おばちゃんさん 8点(2003-12-16 12:29:26)
その他情報
作品のレビュー数 209件
作品の平均点 6.78点
作品の点数分布
010.48%
141.91%
210.48%
352.39%
494.31%
5199.09%
63215.31%
76531.10%
85023.92%
9136.22%
10104.78%
作品の標準偏差 1.79
このレビューの偏差値 53.83
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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