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マイ・ボディガード(2004) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 マイ・ボディガード(2004)
製作国米,メキシコ
上映時間146分
劇場公開日 2004-12-18
ジャンルアクション,ドラマ,サスペンス,犯罪もの
レビュー情報
《ネタバレ》 「誘拐」を扱った作品の多くは誘拐されてからドラマが動く。言い換えれば誘拐されなければドラマは始まらない。しかしこの作品はまず誘拐までに作品の半分くらいの時間を費やす。その緊張の持続が荒ましい。車での送り迎えのシーン、車中と車外が何度も細かく切り替えされる。そのとき車内が映るときの静寂と車外が映されたときの喧騒という音の切り替えしが効果的に緊張感を高めていく。水泳の特訓をするシーン、あるいは試合のシーンでも細かく割られたカットに主演二人が映されないカットが何度も挿入されるがこれもそこに犯人が映っているかもしれないという緊張を与える。「いつ事件は起こるのか」から「もしかして起こらないかも」となるかならないかで突如事件が起こる。あっという間の出来事。主人公は撃たれ、事件は主人公不在のまま、これまたあっという間に最悪の解決がなされる。そこから第二幕。痛快とは言い難い容赦なきバイオレンス。それでも娯楽映画からはけして脱線しない。決定的なのが、これだけは裏切ってはいけない人質の生還。クリストファー・ウォーケンがデンゼル・ワシントンに常に向けていた優しい眼差しをも凌駕する、デンゼル・ワシントンとダコタ・ファニングの運命的な視線のやりとりが美しい。
R&Aさん [DVD(字幕)] 7点(2007-08-03 15:38:55)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 101件
作品の平均点 5.97点
作品の点数分布
000.00%
110.99%
200.00%
354.95%
4109.90%
52221.78%
63231.68%
71413.86%
898.91%
954.95%
1032.97%
作品の標準偏差 1.65
このレビューの偏差値 53.78
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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