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ダイヤルMを廻せ! のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ダイヤルMを廻せ!
製作国
上映時間105分
劇場公開日 1954-10-27
ジャンルサスペンス,犯罪もの,ミステリー,戯曲(舞台劇)の映画化,3D映画
レビュー情報
《ネタバレ》 夫とのキスシーンで始まり、次に愛人とのキスシーン。女は二つの顔を使い分けていることをいきなり見せているのに悪者にならない。それは彼女が練りに練られた完全犯罪のターゲットにされているから。では完全犯罪を目論む夫が悪者になるかといえばそうでもない。それは妻に裏切られているから。そして電話のシーンに代表されるような計画通りにコトが運ばないまどろっこしさがあるから。観客は女は殺されずにいてほしいという気持ちと完全犯罪を見たいという気持ちという相反する感情を持ちながら、まんまとヒッチコックの思うつぼにはまっていく。この作品、真相は初めから解かっている。解かっていないのは劇中の人達だけ。しかしどう解決していくのかが最後まで解からない。その見せ方がうまい。オチを犯人よりもほんの少しだけ先に教えてもらえる。あとは全てを知らされる犯人の驚きを犯人以外の全ての人達と共に堪能するのみ。巧いなぁ。
R&Aさん [DVD(字幕)] 7点(2006-03-08 18:40:15)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 104件
作品の平均点 6.97点
作品の点数分布
000.00%
110.96%
210.96%
310.96%
432.88%
51211.54%
61615.38%
72927.88%
82524.04%
91211.54%
1043.85%
作品の標準偏差 1.63
このレビューの偏差値 50.11
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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