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間違えられた男 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 間違えられた男
製作国
上映時間105分
劇場公開日 1957-06-19
ジャンルサスペンス,法廷もの,モノクロ映画,実話もの,小説の映画化
レビュー情報
主人公が新聞の見出しを「見る」。そしてその見出しごとに表情を変える。「見る」という行為がことさらに強調されたこのシーンがその後、保険会社の受付嬢に怪しく「見られ」、取調べの面通しで「見られ」、という恐怖体験を暗示する。主人公の目に映る警察官、留置場へ続く廊下が主人公の不安感を高め、妻の異変もまた主人公と弁護士の、妻の行動を見る目によって露呈される。視覚に訴える映画という媒体の中で視覚の有効利用をしているわけだ。また、状況説明を「見たあとの顔」だけで表現しているのでリアルな恐怖感が出ている。ヒッチコックの他の作品とカラーが異なるが、この作品もまた巧みな映画術が満載だ。
R&Aさん [DVD(字幕)] 7点(2006-08-02 16:13:23)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 41件
作品の平均点 6.37点
作品の点数分布
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924.88%
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作品の標準偏差 1.49
このレビューの偏差値 52.84
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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