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神経衰弱ぎりぎりの女たち のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 神経衰弱ぎりぎりの女たち
製作国スペイン
上映時間88分
劇場公開日 1989-10-07
ジャンルドラマ,ラブストーリー,コメディ
レビュー情報
吹き替えアフレコの声によってすでに家を出てしまった男との擬似掛け合いをしながら気持ちの高ぶりを抑えきれなくなる女。あるいはテレビから流れるその吹き替えられた声に正気を取り戻した元愛人。映画、演劇を作品内に潜り込ませるというアルモドバル的展開はこの初期作品でも存分に取り入れられている。現実と虚構の倒錯をコミカルに味付けしてゆく。男の身勝手さによって神経衰弱となり復讐心にとりつかれた元愛人の姿に自分を見る。そこから男に依存しない自分を見出してゆく。ドタバタ喜劇の様相のなかにはっきりと「女の自立」が描かれるのもまたアルモドバル映画の真髄と言えよう。ただこのドタバタの部分が人間関係のこんがらがり具合も相まって、頭の中で整理しながら見なくてはいけない(それほど大層なことでもないが)のに、意外とドタバタが本筋とかけ離れすぎているような気がする。
R&Aさん [DVD(字幕)] 6点(2009-07-16 10:59:48)
その他情報
作品のレビュー数 10件
作品の平均点 6.30点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.42
このレビューの偏差値 48.51
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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