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妻は告白する のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 妻は告白する
製作国
上映時間91分
劇場公開日 1961-10-29
ジャンルサスペンス,法廷もの,モノクロ映画,ミステリー,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 夫殺しの裁判というスキャンダラスな事件の真相が徐々にあきらかになってゆく、というと面白そうなのだが、お話はけして面白いものではないと思う。殺意をもって殺したのか?たんなる自己防衛か?夫への復讐か?そもそも女は夫を憎んでいたのか?保険金目当ての殺人か?はっきりせぬまま終局へとなだれ込む。女を演じるのは若尾文子である。となると察しがつく。全て魔性の女の計算づくの計画だと。しかしオチは全く違った。ただ愛情に飢えた不幸な女の純粋すぎる愛ゆえの行動。なんのどんでん返しもない。お話は期待を裏切る。しかしどんでん返しがないというどんでん返し、しかも若尾文子の見たこともないような純粋ゆえの絶望の顔に心打たれる。若尾文子だからこのつまらないお話を引っ張れたのだと思う。というかそれが最初からの目的。観客の既成概念を想定した映画。増村監督に一杯食わされた。食わされた後の二度目の鑑賞ではどうなのだろう。とりあえず6点。
R&Aさん [DVD(邦画)] 6点(2007-10-25 16:05:57)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 25件
作品の平均点 7.32点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.71
このレビューの偏差値 45.51
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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