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拾った女 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 拾った女
製作国
ジャンルサスペンス,モノクロ映画,犯罪もの
レビュー情報
スリとすられる女、そしてそれを見ている男、と主要な人物が交互に写されいきなりサスペンスを盛り上げるオープニングシーンは電車の揺れの再現、窓からの光、新聞紙などの小道具の使い方も含めて何気ないけど完璧に観客をひきつける。この映画はストーリーもじゅうぶん楽しめるがストーリーを堪能しなくても楽しめる。まずなんといってもテンポがいい。テンポがいいから唐突なラブシーンにも酔える。印象深いシーンは多々あるがコミカルな部分を背負っていたタレコミ屋の老女がゆっくりと大げさにクローズアップされてゆくシーンがとりわけ印象に残る。彼女のコミカルな会話が走馬灯のように蘇り彼女の人生、はたまた下層級の生活の厳しさまでもが浮き彫りにされてゆくというとんでもなく素晴らしいシーンです。娯楽映画としてのツボをおさえた作品であると同時に細部へのこだわりに満ちた作品です。
R&Aさん [映画館(字幕)] 7点(2006-07-07 11:50:13)
その他情報
作品のレビュー数 6件
作品の平均点 7.83点
作品の点数分布
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6116.67%
7233.33%
800.00%
9350.00%
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作品の標準偏差 1.21
このレビューの偏差値 44.34
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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