タイトル名	猟人日記(2003)
製作国	英,仏
上映時間	98分
劇場公開日	2005-02-26
ジャンル	ドラマ,サスペンス

《ネタバレ》　自由を満喫するでもなしにただただ自由を持て余しながら怠惰な生活を送る主人公が妙に今の一部の日本の若者にかぶるように感じた（というオヤジ発言に歳を感じる）。主人公が言うように作家として大傑作でも書き上げようものなら、その生き方は「ビートニク」なんてかっこいい呼ばれ方でもされるのだろうが（原作者はビートニク作家として有名）、主人公は異端者でもなく反逆者でもなく、たんなる身勝手な放浪人でしかない。それは自らの良心に動揺する後半の心理に見て取れる。終始薄暗い灰色の空が主人公の内なる孤独感とリンクしているようで印象に残る。時間軸を動かしながら見せてゆく作りに、女が海に落ちるシーンまで気づかなかったのは私の至らなさだろうか。もうちょっとわかりやすくしてくれたらサスペンスの面白さが出てきたと思う。

作品のレビュー数	6件
作品の平均点	3.00点
作品の点数分布	0 2 33.33％ 1 0 0.00％ 2 1 16.67％ 3 0 0.00％ 4 0 0.00％ 5 2 33.33％ 6 1 16.67％ 7 0 0.00％ 8 0 0.00％ 9 0 0.00％ 10 0 0.00％
作品の標準偏差	2.45
このレビューの偏差値	53.33 ※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値