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日陽はしづかに発酵し・・・ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 日陽はしづかに発酵し・・・
製作国ソ連
上映時間128分
ジャンルドラマ
レビュー情報
荒唐無稽なファンタジーともいえるが、単純にそう言ってしまってイメージできる範ちゅうを超えている。旧ソ連から現ロシアと近隣の小国に連なる歪んだ近代史が原型としてあるだろう、その独特の終末世界観は、荒唐無稽でありながら実に生々しく、登場する人間も生々しくもありながら実に「死」に満ちている。映される舞台は閉鎖的だが、画面は恐ろしいほど奔放である。そして色彩・・ソクーロフの何が凄いって、ソクーロフの作品それぞれが別個の独創性を持っていることだ。色彩はその独創性に大きく貢献している。これを観たときは、処女作『孤独な声』に衝撃を受け、その余韻も冷めやらぬうちに続けざまで観たせいで、また、あまりに異にする作風に戸惑いながら観たせいで、作品よりもソクーロフの才能に驚愕してしまったのだが、それゆえにもう一度観直したい映画。
R&Aさん [映画館(字幕)] 7点(2007-10-15 15:01:45)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 4件
作品の平均点 6.75点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 2.49
このレビューの偏差値 50.40
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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