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卍(1964) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 卍(1964)
製作国
上映時間89分
ジャンルドラマ,同性愛もの,小説の映画化
レビュー情報
『痴人の愛』もそうだが、谷崎色を増村の色に染め上げている。だから中途半端な関西弁もあまり気にならない。もともと増村映画のセリフはどれも大袈裟で説明口調で現実的ではないので、この作品に限って関西弁のニュアンスがおかしいと言うのはナンセンスということ。岸田今日子の説明も実際に説明しているシーンだから気にならない。ゆっくりとしたその語り口は増村映画のなかにあっては自然なほうだと思うし、なによりも不可解な男女関係を、そして妖艶な女を語るにはうってつけの不気味さを出していて良かったと思う。ただ、正直、ちょっと、ビジュアル的に、岸田今日子はないんじゃないかと。若尾文子演じる光子の本心が見えない展開は良かったがもちろん脚本が良かったのであって、若尾文子自身はいまいち存在感を発揮できていないように感じる。
R&Aさん [DVD(邦画)] 5点(2007-10-22 16:48:28)
その他情報
作品のレビュー数 16件
作品の平均点 5.38点
作品の点数分布
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100.00%
200.00%
3318.75%
4212.50%
5318.75%
6318.75%
7425.00%
816.25%
900.00%
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作品の標準偏差 1.58
このレビューの偏差値 48.49
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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