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スタンドアップ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 スタンドアップ
製作国
上映時間123分
劇場公開日 2006-01-14
ジャンルドラマ,法廷もの,実話もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 非常に重いテーマを重い空気で見せてゆくのですが、かなりご都合主義な展開が垣間見られる。父親のスピーチは感動したがあまりにも豹変しすぎだ。裁判でのレイプに関する証言の覆し方もあまり現実的とは言えない。しかし言い換えればこれだけのご都合主義的展開を並べてもちゃんとテーマに沿った重い空気を作ることができたとも言える。この重い空気を作ることができたのはセクハラと平行して描かれた母と子の物語の丁寧な描写があってこそだと思う。実際、上辺のストーリーとなるセクハラから裁判に至る物語は単純この上なく、男がいくら悪いといってもその時代の不況下における男の弱さというものが描かれてこそ重厚な話しになるところをあえて男=悪という簡単な図式のみを見せてお手軽に話は進んでゆく。でも様々な問題の片隅に常に子を想う母というサイドストーリーが絡むことで奥の深さを感じさせてくれた。一番印象に残ったシーンは娘がプレゼントを見て悲鳴をあげて喜ぶところ(笑)だったりするのは私自身が娘を持つ親だからでしょうか。でも、戦いに挑む母の強さの源がちゃんと描かれているシーンのひとつだと思いました。
R&Aさん [映画館(字幕)] 6点(2006-02-13 15:22:25)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 62件
作品の平均点 6.66点
作品の点数分布
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61320.97%
72133.87%
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934.84%
1023.23%
作品の標準偏差 1.38
このレビューの偏差値 46.52
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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