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ゲド戦記 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ゲド戦記
製作国
上映時間115分
劇場公開日 2006-07-29
ジャンルドラマ,アドベンチャー,ファンタジー,アニメ,小説の映画化
レビュー情報
ボロクソですやん、皆さん。けっこう楽しめちゃったんですけど・・。監督、宮崎吾朗。世界の宮崎駿の息子である。デビュー作に父殺しから始まる物語にしたところがニクイ。これは吾朗監督の決意ってより、デビュー作を祝う儀式であり宣伝であり何よりも「お遊び」なんだと思う。長い原作から抜粋改変して父殺しから始まるなんてわかりやすすぎ。実際、父の影響下にあることを全く隠そうともしていない。むしろリスペクトしている。ラストのドラゴンとアレンの構図ははく竜と千尋の構図そのまんまではないか。そのうえで吾朗作のオリジナリティは水彩画のような草花の描写ぐらいかと。画よりも物語を重視しているようにも見えるがこれが吾朗の拘りなのか、力が及ばなかったゆえの結果なのかは今のところ判別不能。あえて父との違いを見せつけたのがクライマックス付近の城壁から城壁へのジャンプ。父の作品のキャラクターたちはなんの躊躇もなく跳ぶ。場合によっては空を泳いででも跳ぶ。しかしアレンは何度もためらいテルーは「跳べない」と言うのだ。ここが唯一の吾朗の反抗。この反抗にどういう意味があるのかわからないが今のところアニメーションだからこそ跳ぶ駿と「物語」のアニメ化に過ぎない吾朗との差と判断する。
R&Aさん [DVD(字幕)] 5点(2011-05-20 14:54:14)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 191件
作品の平均点 3.69点
作品の点数分布
094.71%
12714.14%
22412.57%
33618.85%
42513.09%
53518.32%
6189.42%
773.66%
842.09%
921.05%
1042.09%
作品の標準偏差 2.21
このレビューの偏差値 52.69
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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